会社の方向性

1950年代、ピーター・ドラッガーが、「事業の目的は、利潤の追求ではなく、顧客の創造である」と『現代の経営』で唱えから現在に至るまで、半世紀以上の時代が流れました。この間、様々なマネージメント理論が生まれ、実践され、一部はその年代を代表する理論(参照:図1)として、我々に引き継がれることとなりました。

図1
1950
年代
ドラッガーが事業の目的は利潤の追求ではなく、「顧客の創造」 であると「現代の経営」を提唱する。
1960
年代
ケリーとレイザーが「マーケティングマネジメント」理念として、「顧客満足の必要性」を唱える。レイザーがマーケティングが企業の社会的責任に関わる領域にもコミットすべきだと主張する。
1970
年代
コトラーが「ソーシャル・マーケティング」を提唱し、「不正不当販売」、「欠陥商品提供」などの顧客の社旗的不満が情勢され、「ブランドの社会性」が重視される。
1980
年代
マイケル・ポーターが「競争戦略」で、成熟市場における「競争上の地位戦略」を提唱する。
1990
年代
レナード・ベリーが「リレーションシップ・マーケティング」を提唱し、「顧客獲得」だけではなく、「顧客維持」の重要性が注目される。
2000
年代
スティーブ・ブラウンが従来の「顧客志向分析」によるマーケティングを否定し、「限定販売」「意図的な情報制限」による顧客刺激型の新たなマーケティング戦略「ポストモダンマーケティング」を提唱する。

現在、マーケティングにおける顧客創造は『自己実現』時代といわれ、消費者のライフスタイルに寄り添った商品・サービズの提供が必要になっていると言えます。アメリカの経営学者フィリップ・コトラーが、マーケティング4.0(参照:図2)として唱えています。

図2

マーケティング1.0

「製品主義」のマーケティング

売り手がいい物(今までにない機能や他社より優れた性能を宣伝する)を作れば、売れる時代。

マーケティング2.0

「顧客主義・消費者志向」のマーケティング

いい物というだけでは売れず、買い手の欲求を満たすことのできる物とサービスを市場やターゲットを絞って提供した時代。

マーケティング3.0

「価値主導型」のマーケティング

顧客の内側にある情緒価値を満たし、売り手がプロセスにまで責任を負う時代。マーケティングに「社会貢献・奉仕」とう概念が取り入れられる。

マーケティング4.0

「自己実現」がキーポイントなるマーケティング

デジタル要素が必要不可欠となり、企業と消費者の情報差がなくなってきた現在、ライフスタイルに寄り添う事で、ファン層の獲得が重要とされる。

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)への
取り組み

我々は、超高齢化社会、医療・介護現場の人材不足などの諸問題を優先的取り組むべき社会的課題であると認識しています。我々のこれら課題の解決に向けたアクションを通じ、お客様の自己実現のお手伝いすることができればと思い、事業を立ち上げました。

我々は、2015年9月の国連サミットで採択された『持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)』(参照:図3)を支持し、実現に向けた事業・企業活動を継続していくことを目標としております。

図3